【40代の不妊治療記録④】41歳、卵管造影と初めての人工授精|子宮内膜ポリープが見つかるまで

40代の不妊治療記録

前回は、41歳で初診を受けて、治療前検査をしたところまでを書いています。

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41歳、治療を続ける期限を決めた

2022年6月 この時、私は41歳

クリニックでの検査結果、治療方針を聞き夫婦で話し合った。

保険適用の年齢条件も意識して43歳をひとつの区切りにして、

治療を続けようと決めた。

時間は無限にあるわけではないから。

人工授精の前に卵管造影検査

6月2日。

人工授精に向けた診察で、

「その前に卵管造影検査をしましょう」

ということになった。

**HSG(卵管造影検査)**は、造影剤を使って卵管が通っているか確認する検査。

「痛い検査」と聞いていたので、すでに緊張。

先生からは検査後は卵管の通りがよくなり、妊娠につながりやすくなる場合もあると

説明を受けた。

それなら頑張るしかない。

この日は旦那さんも男性不妊外来を受診。

夫婦それぞれ、治療が動き始めた。

卵管は通っていた。でも、痛かった

6月9日。

卵管造影検査の日。

結果は、

右も左も、卵管の通過は良好。

まずはひと安心。

ただし。

検査は、私にはかなり痛かった。

生理痛とも違う。

お腹の奥を内側から一気にギューッと締めつけられるような、

今まで経験したことのない痛み。

当時の記録には、

痛み 8/10

と残っている。

病院でよく聞かれる、

「痛みを10段階でいうと、どのくらいですか?」

という質問。

あれ、毎回答えに困る。

10の痛みを知らない。

8なのか9なのか分からない。

もう、

「めちゃくちゃ痛いです!」

でいいじゃないかと思う。

私の子宮、なかなか個性的だった

あとから診療記録を見返して知ったことがある。

私の子宮は、右に傾いていて、さらに後ろ向き。

検査では器具で子宮口を支えてから、カテーテルを入れていたらしい

当時はそんなことを知らず、

「卵管造影って、みんなこんなに痛いの?」

と思っていた。

その後の子宮鏡検査や移植でも強い痛みを感じることになる。

子宮の向きが痛みに関係していたのかは分からないけれど、記録を見返して初めて「こういう向きだったんだ」と知った。

子宮にも向きがある。

しかも私の子宮、

右寄り+後ろ向き。

なかなか個性的なポジションを取っていた。

そして、この検査でもう一つ言われた。

子宮内膜ポリープの疑い。

卵管は通っていた。

よかった。

……と思ったら、問題が発生。

痛い検査のあと、そのまま仕事へ

卵管造影の日は半休を取っていた。

検査が終わったら、そのまま職場へ。

まだお腹の奥に痛みが残っているのに、制服に着替えて、

「いらっしゃいませ」

と普通に接客する。

心の中では、

「数時間前まで、お腹の中に造影剤流されてました」

と思いながら、洋服をたたんでいた。

不妊治療の日程は、こちらのシフト事情を気にしてくれない。

卵胞にも、

「今日は人が足りないので来週でお願いします」

とは言えない。

今思うと、よくやっていたと思う。

初めての自己注射

翌日、自宅で初めて**オビドレル(排卵を促す注射)**を打った。

病院で打ってもらうこともできたけれど、

仕事のことを考えて自己注射を選んだ。

説明を聞いているときは、

「はい、大丈夫です」

みたいな顔をしていた。

でも、家で注射を前にすると急に不安になる。

  • 本当にここで合ってる?
  • ちゃんと薬は入った?
  • 針を抜くの早くなかった?
  • そもそも私、一人でやって大丈夫?

終わったあともしばらく注射器を眺めていた。

眺めても答えは出ない。

幸い、注射そのものはあまり痛くなかった。

初めての人工授精

6月11日。

初めてのAIH(人工授精)

卵管造影の直後だったこともあり、

「もしかしたら、今回はうまくいくかも」

と少し期待していた。

人工授精そのものは、思っていたよりあっという間。

記録にも、カテーテルは入りやすく、出血もなかったと残っている。

ただ、私の記憶では、

人工授精より卵管造影のほうが圧倒的に強い。

完全に上書きされている。

結果は、妊娠には至らなかった。

1回でうまくいくとは限らない。

分かっている。

でも、

分かっていることと、落ち込まないことは別。

生理が来たときは、やっぱり残念だった。

子宮鏡検査でポリープが見つかる

7月7日。

卵管造影で疑われたポリープを確認するため、子宮鏡検査を受けた。

結果は、

子宮内膜ポリープが複数。

先生の説明が忘れられない。

「着床する場所に、ポリープがででんっているんですよね」

……ででん。

「これでは、着床は難しいですね」

画像を見ると、本当にそこにいた。

受精卵がくっつくはずの場所に、

「ここ、予約済みですけど?」

みたいな顔で居座っている。

「あ、これは取らないとダメそうだ」

私にもすぐ分かった。

人工授精はいったん中断

7月13日。

リセット後に控えていた2回目の人工授精はいったん見送り、

ポリープの手術を優先することになった。

やっと治療が始まったと思ったら、今度は手術。

また少し遠回り。

「限られた時間の中で、手術をしている余裕なんてあるのかな」

そんな不安もあった。

でも、着床する場所に「ででん」といるなら、

まずは退いていただくしかない。

あとから記録を見返すと、先生たちはいきなり手術を決めたわけではなかった。

卵管造影でポリープの疑いが出る。

子宮鏡検査で詳しく確認する。

院長先生にも相談する。

手術が適していると判断する。

きちんと順番を踏んでくれていた。

あとから記録を見ると、当時とは違う見え方をすることもある。

40年以上、血液型を間違えていた

そして手術前の検査で、さらに予想外のことが判明した。

先生がさらっと言った。

「のえママさんはB型プラスなので……」

私、

「……え?」

先生、

「……え?」

本気で、

「B型って何の型ですか?」

と聞いた。

「プラス」と言われたので、何かの検査でB判定+陽性みたいな意味だと思った。

先生が検査結果を見せながら、

「ここにTYPE Bって書いてありますよね。血液型です」

と説明してくれた。

私、40年以上ずっとO型だと思っていた。

41歳にして、血液型更新。

人生、何が起こるか分からない。

ちなみにこの先生は、あの「ででん」の先生。

普段はクールなのに、このときはちょっと笑いをこらえていた。

そのギャップが、私は結構好きだった。

家に帰って旦那さんにB型だったことを話すと、

「俺、あんまりB型の人って好きじゃないんだよね」

……え?

うちの父も姉もB型ですが?

少し考えて、

「初めてB型の人を好きになれて、よかったじゃん!」

と返した。

旦那さんは、なんとも言えない顔をしていた。

全国のB型のみなさま、もちろん血液型で人は決まりません。

こうして、ポリープ手術へ

卵管は通っていた。

初めて人工授精もした。

でも妊娠には至らず、今度はポリープが見つかった。

治療が進んだと思えば、別の問題が出てくる。

安心して、

期待して、

落ち込んで、

また決める。

感情も、なかなか忙しい。

こうして8月26日の子宮内膜ポリープ切除手術に向けて、準備が始まった。

次回は、

2泊3日の子宮鏡下ポリープ切除術。

「そんなに痛くない」と思っていたけれど、私は普通に痛かった。

そして退院翌日は、仕事。

今なら当時の自分に、

「そこ、休みにしときな。」

と言いたい。

のえメモ💡

2022年6月2日|人工授精に向けた診察

  • 卵管造影検査を受けることに
  • 旦那さんは男性不妊外来へ

2022年6月9日|卵管造影検査

  • 左右とも卵管の通過良好
  • 痛み:8/10
  • 子宮内膜ポリープ疑い

2022年6月10日頃|自己注射

  • オビドレルを自己注射

2022年6月11日|人工授精1回目

  • AIH(人工授精)
  • 妊娠には至らず

2022年7月7日|子宮鏡検査

  • 複数の子宮内膜ポリープを確認

2022年7月13日以降|手術準備

  • 人工授精はいったん中断
  • ポリープ切除手術を優先
  • 術前検査で血液型がB型プラスと判明
  • 8月26日の手術に向けて準備

6〜7月の通院記録

2022年6月2日|人工授精に向けた診察
支払額:2,060円(6月合計から算出)

2022年6月9日|卵管造影検査
支払額:9,920円

2022年6月11日|1回目の人工授精
支払額:6,110円

2022年6月29日|リセット後の再診
支払額:1,650円

6月の窓口負担相当額:19,740円

2022年7月7日|子宮鏡検査
支払額:3,320円

2022年7月13日|治療方針の相談・手術を優先
支払額:2,130円

2022年7月26日|術前検査(採血・血液型・胸部X線など)
支払額:12,030円

2022年7月27日|検査結果
支払額:記録なし

7月の窓口負担相当額:17,478円

※月ごとの合計額はマイナポータルで確認。手元に残っていない領収書や薬代があるため、日ごとの内訳と月額が一致しない場合があります。

この記事について

この記事は、2022年に私自身が経験した不妊治療をもとに書いています。

検査の痛みや治療方法、費用などは、治療を受けた時期や医療機関、個人の状態によって異なります。

最新の情報や治療については、医療機関や公的機関の案内をご確認ください。

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